第 32 回宗教法制研究会・第 68 回宗教法学会 開催のご案内

2014 年 5 月 11 日

宗教法学会 会員・賛助会員 各位

宗教法学会 理事長 平 野  武

初夏の候、会員各位におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
第 32 回宗教法制研究会・第 68 回宗教法学会(2014 年度春季学会)を下記の要領で開催いたします
ので、ご多用のところとは存じますが、お繰り合わせの上、ご出席くださいますよう、ご案内申し上げ
ます。

日 時:  2014 年6月 14 日(土曜日)10 時~ 16 時
場 所:  白鷗大学 東キャンパスビル 11 階大会議室(アクセス案内
受 付:  9 時 20 分~

研究報告

午前の部(10 時~ 12 時)
沐浴道場への固定資産税の賦課
櫻井 圀郎(東京基督教大学)
信仰の自由は憲法上どのように規定されるべきか
杉原誠四郎(元城西大学)
昼 休 み(12 時~ 13 時 30 分)
総  会(13 時 30 分~ 14 時)

午後の部(14 時~ 16 時)
宗教法人の会計・税務・監査
吉盛 一郎(元長岡大学)
宗教法人のペット葬祭施設は非課税の宗教施設か、ペット葬祭は宗教活動か
石村 耕治(白鷗大学)
懇 親 会(16 時 30 分から:会費 5,000 円)
会 場: 日本料理「流石(さすが)」
小山市駅東通り 2-4-15             電話 0285-22-2125




2013年度 宗教法学会・秋季学会シンポジュウム

※学術大会は盛況のうち無事終了いたしました。

戦後の宗教制度・宗務行政は宗教団体のあり方にどのような影響を与えたか

PDF資料ダウンロード→pdf

シンポジュウム概要

大正2年に内務省の宗教局を廃して文部省に宗教局が設置されてから、平成25年で百周年を迎える。

その後、宗教制度に関して、「宗教団体法」(1940)、「国家神道、神社神道に対する政府の保証、支援、保全、監督並に弘布の廃止に関する件」(1945)、「宗教法人令」(1945)、「宗教法人法」(1951)、「宗教法人法改正」(1996)の成立を見た。

法律は制定後、行政により運用されるが、実際の運用をめぐっては、担当課である宗務課や宗教法人審議会での決定が、宗教法人のあり方に大きな影響力を持っている。事実、昭和31年の佼成会事件による清瀬大臣の「宗教法人法における認証、認証の取り消し等の制度の改善方策について諮問」に対する答申や、宗教法人法改正時の経緯を想起すれば、この点は十分に理解されるものである。

また、宗教法人と宗務行政との深い関わりについては、戦後GHQが宗務課を廃止しようとした際に、宗教界の希望により存続が可能となった事実をとっても、両者の間に密接な関わり、もしくは日本の宗教団体の特徴を見て取ることができる。

シンポジュウムでは、当時の宗務行政の担当者を交えて、単なる制度論ではなく、これまで論じられることのなかった宗務行政の果たした役割、功罪について、議論する。

 

日時 平成25年11月9日 10:00~17:00

場所 國學院大學 常磐松ホール

アクセスマップ 國學院大學渋谷キャンパス 常磐松ホール

 

<研究発表>

10:00~10:30 はじめに:趣旨説明(石井)

10:30~11:15

文化行政における宗務行政の位置づけ 根木昭・昭和音楽大学教授:元課長

11:15~12:00

沖縄返還に伴う宗教団体の法的位置と宗務行政 中野毅・創価大学教授

12:00~13:30 昼休み

13:30~14:00 総会

14:00~14:45

墓地の公益性をめぐる省庁間の相違について 村上興匡・大正大学教授:元専門職員

14:45~15:30

情報公開をめぐる宗教法人と行政 石井研士・國學院大學教授:元専門職員

15:30~15:45 休憩

15:45~17:00(75分)

<パネルディスカッション:宗教法人と宗務行政の微妙な関係>(仮)

大家重夫(久留米大学名誉教授・元宗務課長)

大石 眞(京都大学教授・元宗教法人審議会会長)

河野 訓(皇學館大学教授・元専門職員)

司会:石井研士(國學院大學教授・元専門職員)